優しい先輩はとんでもない不良でした




ケンカ売りに来た1年を容赦無く退散させて今日は早退。


送ってやれなくてごめん、杏菜。



昼頃、家に帰るとなぜか隼疾のスニーカーと小さなローファー。


女連れ込んだ?


リビングのドアを開けると、ソファーの横に座ってる隼疾。


「げっ‼︎珀疾‼︎」

「こっちの台詞だバカ。…え、琴未?」

「珀疾君…お邪魔してます…」

「どしたの?お前ら学校は?」

「コトが熱出して早退。んで、俺は看病」


隼疾の毛布に包まってる琴未は具合悪そうな顔付き。


さすがに可哀想だな……。


「琴未。和泉も俺と一緒に早退して来てるから、病院連れてってもらえ」

「うん…そうする…。お兄ちゃんと行く…」

「じゃ、コト送ってくわ。立てる?」

「ありがとう…隼疾君」



アイツら付き合ってないんだよな。


幼なじみって複雑な関係の間柄。


俺的には、隼疾が真面目な琴未とくっついてくれたら安心なんだけど……。