優しい先輩はとんでもない不良でした




しかもちゃっかり杏菜の手料理食ってるし……。


「いや〜、朝メシ食ってなかったんで嬉しいっス‼︎」

「ほんとに⁉︎喜んでくれて良かった〜」

「杏菜さんの旦那さんになったら幸せだろうなぁ‼︎」


隼疾の言葉に、杏菜はチラッと俺の顔を見た。


可愛いヤツめ。


顔赤くしてるしな。


「あのさ、珀疾」

「なんだよ」

「杏菜さんを俺に下さい‼︎」

「ゲホッ‼︎バカじゃねーの⁉︎ぜってー、お前にやらねぇよ‼︎」

「珀疾さんっ…カッコイイ…」


うわ……その表情可愛過ぎるだろ杏菜ちゃん…。


なんかイジメたくなる。


もう、隼疾とか早く出掛けねぇかな。


早く杏菜と2人きりの時間がほしい。



「隼疾。いつ出掛けんの?」

「午後から。コトと映画行って来る」

「ふーん……あっそ」


コトってゆうのは和泉の妹の琴未。


付き合ってないらしいけど、幼なじみっつービミョーな関係。


俺が口出しするとこじゃないよな。