毎日毎日、この繰り返しをしていて 周りの子がいいように思う訳がない。 人気者の理亜を独り占めしている私のことをいいように思う訳がない。 「ねぇ、さきちゃん。 りあちゃんと外で遊びたいから りあちゃんに 外に行くのやめて……って言わないで。」 「私だって、りーちゃんと一緒に居たいもん。」 「それは皆もだよ。」 私対クラスの子。 大勢からそう言われている私はだんだんと怖くて悔しくて、寂しくて 涙が出てきた。 「うわ〜ん……咲だって……りーちゃんと……りーちゃんと……」