月華〜素直ニナレナイ少女〜


いつも周りに人がいた理亜と 理亜しか居なかった私。

どれだけ、周りに人が居ても 理亜は第1に私のことを考えてくれていた。

「さきちゃん、外で遊ぼう……って言われたんだけど さきちゃんはどう⁇

さきちゃんが嫌なら、私も行かない。」

「……本読んでほしい。」

小さな声で呟いた私の声もちゃんと聞いていてくれていて。

「そっか……じゃあ、皆に断ってくるね。」

とパタパタ走っていった。