月華〜素直ニナレナイ少女〜


「理亜ー、入るぞ。」

「うん。」

中から聞こえたのは、元気のなさそうな声。

初めてだった。
理亜が元気なさそうにしているのは。

お父さんに続いて、理亜の病室に入った私。

理亜は私を見て、一瞬 驚いた顔をした。

その後、ニコーと微笑んで

「来てくれてありがとう、さきちゃん。」

って言った。