「ねぇ 霧島君⁇」

さっきと違う声色に思わず 振り向いてしまう。

「何だー⁇」

「その気色の悪い 髪、切ってあげる。」

女は何処から取り出したのか、鋏を持っている。

危ない。

俺はそう判断して、窓から 飛び降りた。