「いただきます。」
手を合わせて、そう言ってから 食べる。
「美味し……いです。
春乃お嬢様は、料理がお得意なのですね。」
お世辞抜きに美味しい。
「そうかしら、なら お礼ってことでチューしてくれる⁇」
……え⁇何で⁇
「キス……ですか⁇」
「えぇ、そうよ。
……でも、冗談。気にしなくていいわ。」
「私は別に構いません、春乃お嬢様が望まれるのであれば キスしますよ⁇」
私に対して、気を遣われた気がした。
ただ、皮膚と皮膚を重ねるだけ。
手を繋ぐのと何の変わりもない……はず。
春乃お嬢様は、目を閉じられた。
つまり、そういうことか⁇



