「霧島君、君のことが好きです。
付き合ってください。」

放課後、俺を呼び出すんだから もっと重要なことなのか と思っていたら……なんだよ。

告白かよ。

どれだけ顔 赤くさせながら言ったって 俺の返事は初めから決まっている。

「無理。」

俺は、告白してきた女に背を向けて 歩き始めた。