「私が頼んでおいたから、早く 都市区の美容室に行くわよ。」 相野 瑞姫は、俺の手首を引っ張って歩き始めた。 それに連れられて、本当に都市区の美容室まで来た。 ……ってか、俺 ここの美容師の和泉とすげー仲悪いんだけど。 でも、せっかく俺のこと思って 頼んでくれたのに拒否するとか 人として可笑しいから 浴衣は着る。 「和泉さん、連れてきました。 浴衣を着せてあげてちょうだい。」 「分かりました。……奥来い。」 わざと一呼吸置いて、声低くして言わなくてもいいから。 必要ないでしょ。