「アクア、今回はこの方 "相野 瑞姫" 様の担当を頼む。 部屋は、203号室。」 とある秘密組織の執事をする私への新しい仕事。 「今回は、どういったご用件ですか⁇」 「今、本社が危機に直面していて、それによって娘を困らせたくない……そう仰っていた。」 随分と自分勝手な理由だな。 そう思いながらも私は、 「分かりました。 では、失礼致します。」 とオーナーの部屋から出ようとした。