「へっ?」
反応できたのは引っ張られた1秒後。
真上には私を真っ直ぐみつめる皇貴だった。
皇貴だと認識して直ぐ後、唇を皇貴に奪われた。
今までと違う....強引で切なそうな....そんなキス。
「こ......うき?」
やっとの事でいえた一言は暗闇に飲み込まれた。
「俺すげー我慢してたんだけど?」
少しニヤリと妖気な笑みを見せた皇貴に息がしづらくなるくらい、ドキドキしていた。
「俺だって男だし?」
「っ.....」
なにも、答えられない。
私がやっちゃった事だし、もう、しょうがないよね。
目をギュッと瞑り、皇貴の次の一言を待った。
『襲ってやる...』
そう言ってくるかな...
いや、自意識過剰かっ....さすがにそれはないよね。
でもいつまでたっても一言も喋らない皇貴を不思議に思い、目をうっすら開けた。
「.....」
切なそうにこっちを見る皇貴、泣きそうな感じ...
「お前、さ。嫌なら、言えよ。俺だって無理やりはやれねー」
悔しそうにそう口にする皇貴は私の上から離れ、となりに横になった。

