2人きりの夜、私はソファーの上で今やってる恋愛ドラマを見ていた。
なんなの....!!
恥ずかしさと怒りに頬を膨らまして、拗ねていた。
ていうか!
お母さんどうしてさ、旅行に行っちゃうのかな?
今日から2人っきりなんですけど。
あ、違うか。
皇貴、家に帰るんだ〜
少しラッキー
だって今日は怒ってるし!
「ーーーーーーおい」
「.......」
「雪乃ー?」
「.......」
怒ってるから無視してやる。
「雪乃ちゃん、どーして怒ってんの?」
優しい声を出されたって別になんとも思わ.....ないし。
「あん時は悪かったって....
謝ってんじゃん俺が。つい、魔が差して」
「魔がさしてするような事じゃない」
ふんっ、とそっぽを向くと、クスリと笑う声が聞こえた。
「じゃあ魔が差さなかったらいいの?」
「そっ、それは......」
もう言い返す言葉が出てこない。
だって嫌なわけじゃないし、でもそんな事言えるわけもないし。

