「お前は世界一可愛いよ?」
「はいはい、冗談いらないから」
「あ、そういえばお前これからトラック来るんじゃなかったっけ?」
「ああっ?!そうだった、行こう!」
家に着くと案の定トラックが止まっていて、運転手と助手(?)っぽい人が困っている様子だった。
「ごめんなさい!ちょっとお墓まりに行ってて...」
「そうですか!大丈夫です。今から始めちゃってもいいですか?」
「はい、よろしくお願いします!」
荷物が次々とトラックに吸い込まれていくのを見て、少し悲しくなった。
ずっとこの家に住んできた家だからこそ、かな。
「なーんか寂しいよね」
「まあな....お前ん家に行くの、毎回楽しかったし、2人っきりの時間も悪かなかったしな...」
「私も.....2人っきりは除いてね」
「ひでーな、明日からは2人だぞ?」
「そういえば、お母さん達は?」
「ん?あーなんか温泉行ってくるらしい。かあさんと」
「お父さんは??」
「んー父さん達は出張。だからしょうがないから四人で泊まってだと」
「2人こないけど」
「俺が気を利かせたの」
2人きりのほうがいいだろうし、と付け足すと、ニコリと笑いかけた。
「だから今日からだな」
「そっかー」
「2人っきりだぞ?」
「うん」
「お前、昨日言った事忘れてね?」

