「そう思うかもだけどねぇ一年って結構違うんだよ?」 「そんなもんですかね?」 「そんなもんよ、ところで、梨乃がいるのは分かるけど……」 朱と慧の話をただ聞きながら突っ立っていた梨乃の後ろになんだかこの場にとてつもなくいづらいとでも言うような顔で立っている人物を見る。 「なんで秀俊がいるの?」 「暇そうなんで無理矢理連れてきました」 突然名指しされた秀俊は、うっ……と小さく呻く。 「逆になんで梨乃なら分かるんですか?」 「そうですよ。なんで私なら分かっちゃうんですか?」