和也が何かの希望を見つけたかのような顔をして梨乃の名前を呼ぶ。 「先生……」 それに習って梨乃も和也を呼んだ。 そんな状態のまま、梨乃と和也は微動だにせずにひたすら見つめ合っている。いったい何秒たったのか、本人達も、この流れにどう反応していいか分からずまったく動けない生徒達も分からなかった。 「__応援してます」 しっかりと和也の目を見ながら力強く言い放たれた言葉。それは、和也にとってどれほどの救いになったのだろだろうか。 「野沢……ありがとう」