『俺、バスケでお前を繋ぎ止めてみせるから』 __あの力強い言葉が聞けなくなったのは、いつからだったのか__ 『お前が好きだって言ってくれたバスケやってるときの俺を精一杯お前の、朱のために』 __いつも気だるげで、やる気なんて母親の胎内に置いてきたようなヤツなのに、胸に灯る熱い想いだけは隠せないと言わんばかりの青い焔を宿す瞳を見れなくなったのは__ 『……まぁあと三ヶ月は傍にいてクダサイ』