『……何よりも俺のために全力でプレイする』 『秀……』 秀俊の勢いに軽く呑まれながら顔をくしゃりと歪ませて自分よりも高い位置にある頭を撫でる。 『そんなに頑張ったら秀が疲れちゃうでしょ?無理はしちゃダメだよ』 秀俊は好きなことに対して体が壊れるのもいとわないと言うような危うさがあることを付き合ってから知った。きっと彼なら例え体が壊れてしまったとしても全力でやれたから後悔は無いと言って何の未練も無いと言うような少し淋しそうな顔をして笑うのだろう。