「て言うかお前……近いって分かっててよく弁当食えんな」
秀俊の顔にはさっさと言えよコノヤローと書いてある。素直なのか素直じゃないのかどっちかにしてくれ。
「いや~気づいててやってるのかと」
「なっお前俺がそんなことできねぇって分かってて言ってんだろ」
「ピュア俊だもんね」
「うるせー」
また一口お茶を口に運ぶ。ペットボトルの中身はもう少しで無くなりそうだ。きっと秀俊は、また後で買いに行くのだろう。
「今、おジャマかしら?」
ふいに後ろから聞こえてきた強烈なおネェの声に朱の肩がビクリと震えた。そんな朱を横目に見ながら秀俊は特に驚きもせずに振り返る。
「もう終わったんスカ?」


