私は、この桜咲く季節に中学3年生へと学級が上がった。

そして、クラスの中といえば、女子どうし男子どうしでかたまり、くだらないことばかり話している。

それをぼーっとみていた。

このクラスには話せる子がほとんどいない。

人見知りな私からすると、本当に地獄。

暇で暇で仕方なく、両肘をついて黒板をぼーっとみつめた。

すると、ふいに視界に比較的話す方の男子が現れた。

「おまえ、大丈夫か?」

そう尋ねられたことに気づいたのは、それから20秒後。

「あぁ‥‥うん、大丈夫。」

あまりいい返事ができなかったな‥‥涙と心の中で反省会。よくやってしまう。