「だからあの時、あいつらは強かった。今はそれほどでもないけどな。」

「じゃあ…なんで…」

「それは…わからない。」

「けどな、俺たちはお前を信じるって決めたんだ。噂なんかよりこの目で見た、神崎 千秋を。」

ぽろぽろっ

この人達は、

王月は、なんてあったかいんだろう。

周りにいた友達だって

海龍のみんなだって

信じてくれなかったのに。

信じてくれたのは、マミちゃんだけだったのに。

下っ端くんたちも信じてくれてるみたいだけど。

だって、昨日初めてあったのに。

「俺たちの仲間になれよ!」

うっ

うぅ〜