「千秋さん!」

ぶつかったのは海龍の下っ端くん達だった。

「ごめんっ!」

「千秋さん!戻ってきて下さいよ!」

「そーですよ!本当は瑠奈さんを追い出そうとなんてしてないんでしょ?」

「俺たちは!千秋さんに戻ってきてほしいんです!」

下っ端くんたち

「ありがとう。みんなが信じてくれるだけで嬉しいよ。」

「「千秋さん!」」

「もう戻れないんだよ…ごめんね。」

「「千秋さん!」」

ごめんね

ごめんね

たくさんの人を巻き込んで。

悪いのは全部…私だから。

もう私は、王月とも海龍とも関われない。

ううん。関わっちゃいけないんだ。