真実の元姫。


だから、もう解放されてもいいんだよ?

私は、こうして生きてるんだから。

「大丈夫。何度だってやり直せるよ。私達はここに生きているんだから。私達には時間があるんだから。」

「そう…ね。」

あぁ。やっと、笑ってくれた。

あの日…お父さんが死んだ日からずっと見たくて見たくてたまらなかった。

昔の笑顔が、やっと見れた。

ぎゅー

お母さんに抱きしめられる。

あたたかいぬくもり。

約10年ぶりの、お母さんの匂いとぬくもり。

「ごめんね。千秋。大好きよ。」

じわっ

ずっと待ってた。

心の片隅では、もうこんなこと出来ないんだって思ってたけどずっとしんじてきた。