真実の元姫。


「お願いっ…やめてっ…」

「っ!千秋!俺たちは平気だっ!死んだりなんかしない!」

雪兄っ…だって…血がっ

「今も昔も、お前のせいなんかじゃないっ!」

「違うっ!私がっ…私のせいでっ…お父さんはっ…」

ドクンッ

「なのにっ…みんなまでっ…」

私はっ…また同じことをっ…

繰り返してる。

「千秋!っくそっ…」

カチャ

雅也くんの銃が雪兄の頭に向けられた。

「やめてっ!嫌っ!私の大切な人をこれ以上奪わないでっ!お願いっ…なんでもするからぁっ…」

「じゃあ、こっちへ来い。そうすればもう誰も傷つかない。」

やっぱり私は最初から、雅也くんの元へいくべきだったんだ。

そうすれば、雪兄たちが怪我をすることはなかったのに。

ううん。それ以前にあの時逃げなければよかったんだ。