ザワザワ。

さっきまで静かだった周りが騒がしくなった。

あぁ。彼らが来たんだろう。

「行こっか。マミちゃん!」

「そう…ね。」

あぁ。マミちゃん。

私のためにそんな顔しなくていいんだよ?

私は大丈夫だから。

「海龍の皆様よー!」

「「きゃー!」」

と女子は悲鳴を挙げ

「「すげー!今日もかっけー!」」

と男子は尊敬の眼差しをおくる。

そう。彼ら海龍に。