真実の元姫。


うっ

「うぅ〜っ…」

「え!ゴメンって!えっと…えーっと」

私のことを知らない人がいてくれた。

なにも知らないでくれて…よかった。

ぎゅっ



「悪かったって。泣くなよ。」

「ううん。違うの。」

「え?」

「嬉しいの。」

「ぷっ…変な奴。」

要くんの腕の中はとてもあったかくて

久々のあたたかさが余計に嬉しくなって

しばらく涙が止まらなかった。