千秋side

あれから、一週間が経とうとしてる。

この頃、海龍を見かけなくなった。

そして

「千秋ちゃん!おはよー!」

私は王月のみんなとほぼ毎日一緒にいる!

「圭!おはよ!みんなは?」

「あ。千秋ちゃんも会ってない?じゃあまだ来てないんじゃね?」

「じゃあ先に、行こっか!」

「おう!」

変わらない。いつもの風景。

なのに、一段と胸騒ぎは強くなっていた。

朝から、お茶碗は割れるし

救急車は通るし

なんだか、嫌な予感がする。