海龍・彰人side 手が震えた。 千秋にバレてしまっただろうか。 震えてたことが。 本当はあのまま抱きしめたかった。 要が見ていたとしても、 思いっきり抱きしめたかった。 やっぱり、どんなに隠そうとしても無理なんだ。 自分の気持ちに嘘はつけねーんだ。 けど、俺にはそれが出来ない。 千秋のことを信じなかった俺がそんなことしていいわけねーんだよ。 それに、今だって千秋と瑠奈どっちが本当のことを言っていたのか曖昧なのに。 それに千秋は、俺を拒むだろう。