真実の元姫。


悲しそうに笑って雪兄は帰って行った。

「千秋。行こう。」

お弁当を包み直して

荷物をカバンにつめて、教室を出た。

要に手をひかれて。

要はわかってくれたんだと思う。

私が、

もう我慢できそうにないことを。

「っ…くっ…」

私は大切な人にまたあんな顔をさせてしまったんだ。

ごめんなさい。

ごめんなさい。

その後は、屋上で泣いた。

要はずっと、黙ってついててくれた。