「……やっちゃった……」

1人呟いた途端、下降していくテンション。

「……最悪ってこっちが最悪だし」

相当、ヘコむような事を言われた気がするけど……うん、考えるのはよそう。

これ以上、テンションを下げたくない私はそう心に決めた。

廊下で鉢合わせなんて本当に勘弁して欲しいと思った私は、1人になってからも1時間以上そこに佇んでいた。

カーテンの隙間から差し込む光の色が茜色から紺に変わった頃

「……そろそろ大丈夫かな……」

私はドアを少し開け、周りに誰もいないことを確認してから廊下に出た。