「調子に乗りやがって」

「……」

「顔とスタイルが良くても」

「……」

「中身は最悪じゃねぇーか」

「……」

「勘違いしてんじゃねぇーぞ」

「……」

「俺が興味を持ったのは、お前自身じゃなくて」

「……」

「お前の外見だ」

「……」

「別に本気で付き合って欲しいとか思ってた訳じゃねぇーし」

「……」

「金輪際、俺の前にツラ見せんなよ」

北山先輩はそう言い捨てると、怒りを足音に滲ませ空き教室を出て行く。

力任せに閉められたドア。

けたたましい音が響き私は身を竦めた。

1人取り残された私は、一気に全身から力が抜けた。