「知らない人とは付き合えないって」
「はい」
「だから俺は待った」
「……」
「んで、そろそろ返事が欲しいと思って」
「……」
なにかを考えるように一瞬の間を置いて
「姫花、俺と付き合ってくれ」
北山先輩ははっきりとした口調で言い放った。
そう言われて、一瞬考えた。
……なんて言って断ろう……。
もう、この時点で私の答えは決まっていた。
その事実に、私自身もすぐに気付いた。
北村先輩から2度目の告白をされて私が咄嗟に考えたのは告白に対する言葉じゃなくて断る為の言葉。
自分の本心に気付いた私が北山先輩に告げる言葉はただ1つ。
「……すみません、北山先輩とはお付き合いできません」
私が正直に気持ちを言葉にした瞬間――
北山先輩の顔つきがガラリと変わったのが分かった。
……あっ、ヤバイ……
本能的のそう思った時にはもう遅かった。
気付いた時には、北山先輩と私の距離はグッと縮んでいて至近距離に先輩はいた。
身動きする暇もなく伸びてきた2つの手が私の肩を強く掴む。
「……いっ……」
痛みに耐えきれず漏れた声。
北山先輩の双眼に思わず歪めた表情の私が映っていた。
「はい」
「だから俺は待った」
「……」
「んで、そろそろ返事が欲しいと思って」
「……」
なにかを考えるように一瞬の間を置いて
「姫花、俺と付き合ってくれ」
北山先輩ははっきりとした口調で言い放った。
そう言われて、一瞬考えた。
……なんて言って断ろう……。
もう、この時点で私の答えは決まっていた。
その事実に、私自身もすぐに気付いた。
北村先輩から2度目の告白をされて私が咄嗟に考えたのは告白に対する言葉じゃなくて断る為の言葉。
自分の本心に気付いた私が北山先輩に告げる言葉はただ1つ。
「……すみません、北山先輩とはお付き合いできません」
私が正直に気持ちを言葉にした瞬間――
北山先輩の顔つきがガラリと変わったのが分かった。
……あっ、ヤバイ……
本能的のそう思った時にはもう遅かった。
気付いた時には、北山先輩と私の距離はグッと縮んでいて至近距離に先輩はいた。
身動きする暇もなく伸びてきた2つの手が私の肩を強く掴む。
「……いっ……」
痛みに耐えきれず漏れた声。
北山先輩の双眼に思わず歪めた表情の私が映っていた。
