「はい、最初に会った時から先輩って頭がインプットしてるみたいでそれを変えるのは難しくて」

「なるほど。でも……」

「……俺的にそこは頑張って欲しいところなんだけど」

「……はぁ……」

「まぁ、その話は一旦置いとこうか」

「え?」

……〝一旦〟ってなに?

北山先輩は私が使う敬語や先輩の呼び方が気になるって話が本題ではないらしく

今受けた指摘はただの前置きに過ぎなかったらしい。

……じゃあ、本題はなに?



首を傾げる私に

「そろそろ返事を聞きたいんだけど」

まっすぐな視線を向けてくる。

「……返事?」

一体、何の話なのか

全く分からない私はやっぱり首を傾げるだけの反応しかできない。

「もう、そろそろ一ヶ月経つから」

「……」

なにから一ヶ月?

「俺が姫花に告白してから、1ヶ月だろ?」

……あぁ、そう言われてみればあれからもう1ヶ月も経つんだ。

「そうですね」

「あの時、言っただろ?」

「……?」