小さく息を吐き、私はまた歩みを進める。
視界の端に彼の姿を捉えながら私はエントランスに足を踏み入れる。
チラリと視線だけを向けてみたけど、やっぱり彼の表情は分からなかった。
なんとなく私に話し掛けたそうにしていたように感じたのは私の気の所為だったのかもしれない。
エレベーターに乗り込み5階のボタンを押す。
音もなくエレベーターは動きだした。
部屋に入り、ブレザーを脱ごうとした私は、ポケットに入れていたケイタイを取り出すと、着信を知らせるランプが点滅していた。
音を消していたから全く気付かなかった。
誰からの着信かなんとなく予想できるけど、一応確認をしてみる。
「……」
案の定、着信は全て予想人物からのものだった。
着信履歴全てを埋め尽くすその名前に大きな溜息が漏れる。
わざわざかけ直して用件を聞く必要もない着信。
多分、今日はもう掛かってこないはず。
私は、ケイタイをテーブルの上に静かに置いた。
お風呂に入り、夕食を作って食べ、翌日の予習と準備を終えた私は早々にベッドに潜り込んだ。
私の予想通り、その後ケイタイが鳴る事は無かった。
視界の端に彼の姿を捉えながら私はエントランスに足を踏み入れる。
チラリと視線だけを向けてみたけど、やっぱり彼の表情は分からなかった。
なんとなく私に話し掛けたそうにしていたように感じたのは私の気の所為だったのかもしれない。
エレベーターに乗り込み5階のボタンを押す。
音もなくエレベーターは動きだした。
部屋に入り、ブレザーを脱ごうとした私は、ポケットに入れていたケイタイを取り出すと、着信を知らせるランプが点滅していた。
音を消していたから全く気付かなかった。
誰からの着信かなんとなく予想できるけど、一応確認をしてみる。
「……」
案の定、着信は全て予想人物からのものだった。
着信履歴全てを埋め尽くすその名前に大きな溜息が漏れる。
わざわざかけ直して用件を聞く必要もない着信。
多分、今日はもう掛かってこないはず。
私は、ケイタイをテーブルの上に静かに置いた。
お風呂に入り、夕食を作って食べ、翌日の予習と準備を終えた私は早々にベッドに潜り込んだ。
私の予想通り、その後ケイタイが鳴る事は無かった。
