「だから、さっきからそう言ってるじゃん!!」

「それで、場所はどこ?」

「トイレの近く。ビックリするくらい人が集まってるから」

「分かった」

私は立ち上がると、教室を飛び出した。

廊下を駆け抜けると、乃愛が言った通り人集りができていてすぐにそこなんだと分かった。

「ちょっとごめんなさい」

ひしめき合う人と人の間を抜け、輪の中心に入った私は

……これはヤバイ……。

瞬時にそう思った。

輪の中央で睨み合う諒と由良くん。