「姫花」

顔を見なくても誰の声か分かるようになってしまった自分が憎い。

「なに?」

「今日の放課後、アイス食いに行こうぜ」

今日もめげずに声を掛けてくるマイペース全開の諒。

もし、朝緋からあんな話を聞かなければきっと私は諒といい友達関係を築けていたと思う。

友達が要らない訳じゃない。

正直、友達は欲しい。

性別に関係なく、なんでも話せる友達を作ることが私の夢であり目標。

諒となら気を追わずになんでも話せる仲になれると思う。

だけど、ダメなんだ。