私がそう言えば、パパがなにも言えなくなることを私は知っている。

知っていて、そう言うのは半分はそれが本音であり、残りは自分に対する戒め。

今の生活を望んだのは私自身。

いつまでも両親に甘えてはいられない。



「じゃあね」

パパとママに笑顔で手を振って、私はリビングを後にした。

……なにかを言いたげなパパとそんなパパを苦笑気味に見ているママに気付かないフリをして……。