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「ただいま」

リビングのドアを潜ると

「おかえりなさい」

ママが柔らかい笑みを浮かべて出迎えてくれる。

その向こう側にはソファに座ってコーヒーを飲んでいるパパがいて

「おかえり、姫花」

私を視界に映した途端、ふわっと表情を緩める。

「ただいま。パパ、ママ」

改めてそう告げ、私はパパの対面のソファに腰を降ろした。

「元気に頑張ってるか?」

「うん」

「学校は楽しいか?」

「うん。お友達もできたし」

「友達?」

「うん。乃愛っていうんだけど優しくて可愛い子」

「そうか。それは良かったな」

「うん」

パパと話をしているとママが私の目の前にグラスを置く。

そのグラスを満たしているのは、私が大好きなアイスレモンティー。

ママオリジナルのこのレモンティー私の大好物のひとつ。

「ありがとう、ママ」

「どういたしまして」

にっこりと微笑むママに私まで笑顔になってしまう。