歳の離れたお兄ちゃんは、私とは半分しか血が繋がっていない。

異母兄妹の私達。

お兄ちゃんはパパと前妻さんの子ども。

前妻さんはお兄ちゃんが小学生の時に病気で亡くなったらしい。

その後、再婚したのが私のママ。

成人式をとっくに終えた頃に私が生まれたからお兄ちゃんとは親子って言ってもおかしくないくらい年が離れている。

だけど、お兄ちゃんは実年齢よりも随分若い印象を与える。

昔からお兄ちゃんを知っている人たちは、みんな口を揃えて言う。

『蓮は本当に変わらない』と……。

それが事実かどうか分からないけど、妹の私から見てもお兄ちゃんはかっこいいと思う。

漆黒の髪に漆黒の瞳はパパにそっくり。

背も高いし、メタボとは縁遠い引き締まった身体。

一見、冷たい印象を与える顔は整い過ぎている所為かもしれない。

着ている服や身に着けているアクセサリーもセンスの良さが窺えるものばかり。

歳の離れた妹の私をいつも可愛がり甘やかしてくれるお兄ちゃん。

そんなお兄ちゃんは私の自慢のお兄ちゃん。