私はさらに中に入って行った。

2階もあって、たくさんの部屋があった。

その中の一つの部屋に入った。

どうやらここは客室のようで、少し質素だったが、私の家よりずっとずっとマシだった。

私はここでこれから暮らしていくことにした。

「クロ、おいで。」

私がそう言うと、クロは私のところに来た。

「一緒に寝よう?もう、一人ぼっちじゃないんだよ。」
「にゃー」

私は優しくクロの頭を撫でた。