「クロ!クロ!」

呼んでもダメだった。

「ほら、行くよ!早く乗りなさい!」

お母さんは私を急かす。

私のクロが死んだのに。

なんで?
なんで私を守るの?


私はそこでずっと立っていた。

すると、お母さんがおりて来て、私を無理やり車に乗せた。

そして、そのまま帰った。