その日は結局、お母さんは来なかった。


そんなのわかってた。

私のことを探すような人じゃないもん。

どうせ、私は『ゴミ』なんだもん。


『ゴミ』は捨てるものだから。

だから、これで良いんだ。

お母さんなんて嫌い。