振り向くと悲しげにこっちを見る先輩がいた。


あぁ、なんでそんなに可愛いの。


「……な、なんでしょう?」



「…えと、ああ!そう!寂しいから昼!どうせなら二人でここで昼飯食べよう!先生来ても俺がなんとかするから、さ?いい?」


(どうしたんだろ…?なんか様子が)



少し頬が赤く染まる先輩を見て淡い期待をしてしまう。


逃げたいけど…ここまで言ってもらってことわるのもわるいよね。



「…はい!」



(私も先輩のうつっちゃったじゃん…)


頬を染めた私は先輩にトントンとたたかれた椅子に座った。