「凛奈なんでここにいるの?」 心臓の音にかき消されそうになりながらもかすかに聞こえる先輩のか細い声。 「な、なんでって…ここきちゃダメなんですか?」 喋るのがやっとで顔なんて見れなかった。 先輩のためにした化粧も、今は見られたくなかった。 「ダメだよ?」