吊りとも


夜の12時。私はこっそりと裏口から家から出ていく。学校近くの公園まで軽く走った


公園につくともう静くんがいた。

「あ、こんばんは。雪江さん」

静くんは全体的に黒っぽい色の服を着ていて絵の具が飛び散っているエプロンをしていた。


「こんばんは。待った?」

私は、結局学校の制服を着ていた。


「ううん。
全然大丈夫。じゃあ、行こうか」

静くんが学校に向かって、
歩き始めたので、ついていった。

「ここの鍵は壊れてるんだよ。」

静くんはそう言い、窓を開けて
校舎内に入っていくので続く。


静くんは両手に大きな鞄をもっている。
さらには、背中にもリュックを、
背負っている、かなりの大荷物だ。


「じゃあ、まずはここにしようか」

静くんは私の教室である2の1を指差して
入っていく。


どうでもいいが、何故静くんは、
窓の鍵が壊れていることを、
知っていたのだろうか、今は
関係ない話だろうが。


静くんは鞄を床に置いて鞄を開いた。


「じゃあ、どうぞ。
自由に使って貰っていいからね」

と鞄を指差して言ってくれた。


鞄を覗くと中には絵の具や、スプレー、
筆や、クレヨン等々の美術道具が
たくさん入っていた。