“悠斗は、捨てられないよ” パーティーがあったあの夜。和也に言われた台詞が今でもずっと胸を締めていた。 日和が、帰ってきた。 ずっと待っていた。 …ハズだった。 和也からそれを聞いた瞬間、何故かあらゆる不安に駆られた。 結愛は? 日和と破断になった婚約は? 何で、突然いなくなったりしたんだよ。 何の悪びれもなく、目の前に現れて。 俺や周りがどれ程心配したか… .