憧れの君へ

ほんとに仲良いんだな〜



私もこんな友達できるといいな。


「立花さん! 教室いこ?」



三上くんがいつの間にかぼーっとしてた私のかおを覗き込んで言った。



「あ、ううううううん! 行こ!」


あまりにも顔が近くて、びっくり……。


三上くんって本当に高校生なのかって疑ってしまう。


「おーいー俺がいんの忘れてねーか?」

「井上〜ごめんごめん!井上もいこーぜ」


「おう!」

呆れ顔で私たちにそう言った井上くんに、三上くんが笑顔で返すと井上くんも笑顔になった。




この二人。
いいな。