よく分からないまま、気づけば 晴くんと歩いてた。 「晴くん。あたし、何て言ったけ?」 「良いよ。もう良い。帰るって」 「お父さんとお母さんは何て顔してた?」 「微笑んでたよ」 「晴くんは何て言った?」 「……杏奈さんを俺に下さいって」 バッと顔を上げると真っ赤になった 晴くんがいた。