好きかもしれない。

食事の準備が終わり、研修室で待っているみんなを待っています。

「なぁ、小山。お前さ…好きなやついんの?」

「え?!い、いないよ?」

だって中学のときに好きな人に振られたもん。うん。今はいない。今は。

「そうか…。変なこと聞いて悪いな。ありがとう。」

と言って微笑んだたき君。

なんであんなこと聞いたんだろ…。まぁ、私のことを知りたかったのかな?

まだあまりわからない私のことを知りたいって

思ってくれたのかな?

ふふっ。嬉しい。