「おっまたせー♪」 ニコニコした顔で部屋に戻ってきた愛羅は部屋を出る前とは違い、とても上機嫌だった。 「この短時間に何か良いことあった?」 頬杖をつきながら目を細めて言うと、 愛羅は ほんのりと頬を染めた。 「お菓子もらって、それから…キスした」 「あー…、なるほど」 道理でさっきと雰囲気が違うわけだ。 普段は学校でサバサバしてる愛羅も、 やっぱり女の子だったんだね(失礼) それから暫くして丸谷さんが戻ってきた。