ひねくれ娘の恋事情



 どん、と背中に衝撃がはしって、優衣子は遥にむかって押し出されていた。


 ふりむくと、あおいが手を伸ばしたままかたまっている。


 押したのか。あおいが。


「えっと……優衣子?」


 遥がこちらの反応をうかがっている。


 すぅ、と息を吸い込んで、優衣子は力いっぱい叫んだ。